いとう耳鼻咽喉科 千葉県船橋市 船橋・前原・津田沼地域の耳鼻科

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診療時間・曜日
午前診療9:00-12:00 × × ×
午後診療 14:30-17:00(※土は16:30) × × ×

TEL:047-473-8733

事前予約なしでも受診できます

主な診断症状解説

このページでは耳鼻科でよく診療する症状や疾患、治療法について解説します。さらに詳しい疾病解説をお読みになりたい方は「耳鼻科の病気解説」サイトもあわせてご覧ください。

※当サイト、ならびに「耳鼻科の病気解説」サイトは疾患などに対する情報提供を目的として作られております。サイト掲載時点での情報ですので、現在は情報が古くなっている可能性があります。サイトに掲載された疾患に対する治療を当院外来で全て行っているわけではございません(当院では行っていない治療法もございます)。以上ご了解ください。

「耳鼻科の病気解説」サイト
※当院では行っていない治療も解説しております。

各症状から考えられること

1. 耳が痛い

  • 赤ちゃんの機嫌が悪い
  • 夜中に急に耳を痛がり眠れない
  • 熱が出たので小児科を受診したが、原因はよくわからなかった
  • 最近よく耳を触っている

…などの症状は、中耳炎かもしれません。赤ちゃんは言葉で表現することができませんので、気付いたら早めに受診をお勧めします。

耳あかが詰まっていると正しい診断ができませんので、耳鼻科で安全に耳あかを取り除いてもらい、適切な治療を受けることをお勧めします。

<考えられる病気> 急性化膿性中耳炎、慢性中耳炎、外耳炎など

2. 聞こえが悪い・耳が詰まった

  • 聞こえが急に悪くなった
  • 呼んでも返事をしない
  • 耳が詰まってしまった
  • 耳がかゆい
  • 声が大きくなった
  • テレビを前の方へ近づいて見ている
  • 会話で反応が少ない
  • 家族とのコミュニケーションが少なくなった

…などの症状は、耳あかが詰まっているだけの場合もありますが、外耳炎や中耳炎を起こしている場合もあります。急に聞こえの神経が悪くなってしまう病気もあります。電話をしてみて初めて気付く場合もあります。

加齢により徐々に悪くなっている場合は、ご家族の方が先に気付く場合もあります。聞こえが悪いことが原因でコミュニケーションが取れなくなってくると、脳の働きも衰えます。

聞こえの神経は一度悪くなってしまうと戻らない事もありますので、早期発見、早期治療が大切です。

<考えられる病気> 耳垢栓塞、突発性難聴、聴神経腫瘍、滲出性中耳炎など

3. 鼻つまりがひどい・鼻が出る

  • いつも鼻がつまっている事が多い
  • 鼻にかかったしゃべり方をする
  • においがよくわからない
  • 最近、食事がおいしく感じられない
  • 色のついた鼻水がでる
  • いつものどがイガイガしている
  • 咳ばらいをすることがある

…などの症状は、副鼻腔炎(ちくのうしょう)の可能性があります。風邪をひいた後に症状が長引く方は、耳鼻科でレントゲンなどの精密検査をお勧めします。

急にくしゃみがでる、風邪でもないのに鼻水が止まらない、いつも鼻をかんでいる、などの症状が続く方はアレルギーが原因かもしれません。

春の花粉症の時期以外にも、アレルギーとなる原因はあります。一度耳鼻科で検査して、対策をたてる事をお勧めします。

<考えられる病気> 副鼻腔炎、鼻茸(ポリープ)、鼻中隔わんきょく症、アレルギー性鼻炎、歯性上顎洞炎など

4. めまいや耳鳴りがする

  • 周囲がグルグル回っている
  • フワフワして雲の上にいるようだ
  • 寝返りを打つとめまいがする
  • 真っすぐ立つことができない

…などの症状は、耳が原因のめまいの可能性があります。

頭のCTを撮ったけれど異常がないと言われた方、聞こえも悪くなったような気がする方、静かな部屋にいるとセミが鳴いたような音がする方は、耳鼻科での精密検査をお勧めします。

病気によっては時間が経つと治りにくくなってしまうものもありますので、早めの検査、診察をお勧めします。

<考えられる病気> メニエール病、良性発作性頭位めまい症、突発性難聴など

5. いびきがひどい・眠れない

  • いびきがうるさいと言われる
  • 呼吸が止まっていると言われる
  • たくさん睡眠時間をとっているのに眠い
  • 寝た気がしない
  • 朝起きるとのどが痛い

…などの症状は、鼻やのどが原因の場合があります。たかがいびきと、あなどってはいけません。呼吸停止時間が長いと突然死の原因になります。またドライバーの方は突然、睡魔に襲われてしまい、それが原因で重大な事故につながることもあり、社会問題となっております。心当たりのある方はご相談ください。

<考えられる病気> 睡眠時無呼吸症候群、アデノイド増殖症、上咽頭腫瘍など

6. のどが痛い・熱がでる・声がでなくなってきた・咳がなおらない

  • 風邪をひいた後、食事がのどを通らなくなってきた
  • 水を飲むのもつらい
  • 口が開かなくなってきた
  • 息苦しくなってきた
  • 熱がなかなか下がらない
  • 風邪を繰り返しひくようになった
  • 熱はでなくなったが、咳だけが長引いている
  • 人前で話をする仕事で、声が出なくて仕事にならない

…などの症状でお困りの方はいらっしゃいませんか。是非、耳鼻科での診療をお勧めします。

扁桃腺に膿がたまってしまうと、抗生剤の内服では治らなくなってしまうこともあります。切開して膿を出したり、点滴治療を行ったり、場合によっては大きな病院に入院が必要になってしまうこともあります。ひどくなるまで我慢しないで、早めの耳鼻科受診をお勧めします。

また扁桃腺の炎症を繰り返したり、慢性化させたりすると、病巣感染と言って体の離れた、別の場所に病気が出現する場合もあります。難治性疾患の原因となることもありますので、放置しない方がよろしいかと思います。

仕事で声を出さなくてはならないが、声が出ないので困った。仕事を休むことができない。などの場合は原因をきちんと診断して、治療を行うことが大事です。悪性の病気もあります。音声の悩みも耳鼻科受診をお勧めいたします。

<考えられる病気> 慢性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、喉頭蓋膿瘍、喉頭浮腫、声帯ポリープ、声帯結節、喉頭がんなど

Bスポット療法

後鼻漏、のどの痛み、耳閉感、カゼ症状等を改善します。

慢性上咽頭炎とBスポット療法、EATについてのページもあわせてお読みください。

1. アデノイドと鼻咽腔炎(上咽頭炎)

鼻咽腔は鼻とのどの境目の部分にあり、ここにアデノイド(咽頭扁桃)が存在します。ここに起きた炎症を鼻咽腔炎あるいは上咽頭炎と言います。

小児のアデノイド増殖症はいびきや睡眠時無呼吸、滲出性中耳炎の原因になります。

大人では通常アデノイドは退縮していますが、もともとアデノイドの存在していた部分である鼻咽腔に急性炎症がおこることは風邪の際などによく見られます。

2. 鼻咽腔炎と後鼻漏

鼻咽腔炎は風邪などの急性期にはのどの痛みとして感じることも多いのですが、急性期を過ぎると鼻咽腔炎とは気づかないケースもあり、慢性頭痛や肩こり、眼の疲れ、長引く鼻づまり、などの症状が持続する場合もあります。

後鼻漏といってねばねばした粘液が鼻とのどのあいだにたまるといった症状として自覚することもあります。

後鼻漏は慢性副鼻腔炎などでもよく見られる症状ですが、生理的にも人間の鼻腔粘膜は常に粘液を分泌し、後鼻漏としてのどに流れているために、後鼻漏が生理的に正常なものか病的なものかの判断は、耳鼻科専門医の診断が必要となります。

扁桃組織
扁桃組織

3. Bスポット療法概要

Bスポット療法(鼻咽腔(上咽頭)塩化亜鉛塗布療法)では、咽頭巻綿子に1%塩化亜鉛液を含ませて鼻咽腔に塗布します。鼻咽腔炎があれば、出血する場合が多いです。

塩化亜鉛液は収斂作用(タンパク質を変性させ、組織や血管を縮める作用、Astringent効果)をもつ薬剤です。炎症がある咽頭扁桃や耳管扁桃に塗布することによって、後鼻漏、のどの痛み、耳閉感、カゼ症状などを改善します。

4. Bスポット療法への見解

この治療法は50年以上前から行われている治療法で、東京医科歯科大学耳鼻咽喉科の堀口申作名誉教授が提唱されたものです。ある種の頭痛や目の奥が痛い、頑固な鼻づまり、肩こり、浮動感といった症状に著効するケースが報告されております。

また病巣感染症といって扁桃や鼻咽腔に慢性炎症があると皮膚や腎臓、関節など離れた臓器に障害が起こることがありますが、Bスポット療法が掌蹠膿疱症やアトピー性皮膚炎、喘息、めまい、自律神経失調症、膠原病、IgA腎症などに効果があるという報告もあります。

Bスポット療法がなぜ種々の疾患に対して有効であるかはまだよくわからない部分もありますので、Bスポット療法だけでそれぞれの疾患を治療することはお勧めしません。

膠原病内科医や皮膚科医、腎臓内科医といった各診療科の専門医の検査・治療を継続していただいた上で、補助的な治療法としてBスポット療法を受けていただく事をお勧めいたします。

5. Bスポット療法の副作用

ほとんど副作用はありませんが、塩化亜鉛液は塗布するとかなりしみて痛みます。症状が強ければ強いほど、炎症が強ければ強いほど痛みます。嘔吐反射が起きるため、気持ち悪くなってしまったり、吐いてしまう場合もあります。翌日位までは痛みが逆に強くなり、2日後くらいからだんだん回復してくる場合もあります。

炎症が治まってくれば痛みは和らぎますが、治療後、一時的に鼻汁が増え、鼻血が多く混じることがあります。また頭痛やアトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症などの皮膚症状が一時的に悪くなることもあります。

キセノン光線療法

めまい等の様々な内耳症状を改善します。

1. 交感神経節ブロック

突発性難聴・めまい(メニエール病など)・顔面神経麻痺・花粉症などの治療に対して、薬での治療のほかに「交感神経節ブロック」という治療法があります。これは大学病院等のペインクリニックでは一般的な治療法です。

のどの左右にある星状神経節に麻酔薬を注射して、交感神経の緊張を和らげ血管を広げ、胸から頸部の血流やリンパの流れを良くして病状を治す治療法です。

非常に効果があり、この交感神経節ブロックを繰り返すことにより、頭の中の視床下部という部位に作用してホルモンのバランス不良を正常化したり、低下した免疫機能を回復させたりする効果もあります。

2. キセノン光線療法

キセノン光線は、可視光線の波長の中では中間領域から近赤外線領域(およそ650~1000nm)にあたります。この領域の波長は血液中のヘモグロビンや生体内の水分に対する吸収係数が低く、光のパワー減衰が少ない為に生体への深達性がとても高くなります。

このキセノン光線を照射することにより深部の細胞を加温し、代謝を活性化させることができ、痛みを軽減することができます。また、光はマイクロ波治療器などの電磁波とは異なり金属部分には共鳴しないので、人工骨やその他のインプラント類を発熱させる心配もありません。

「キセノン光線療法」は「交感神経節ブロック」に代わり、注射をせずキセノン光というエネルギー密度の高い近赤外線光を皮膚の上から神経節に照射することにより交感神経節ブロックと同等の治療効果が得られる最新の治療法です。

体の深部を加温して、患部の血流を増加させ、新陳代謝を促します。近赤外線光は透過性がよく、約7センチの深達性がありますので、広範囲にわたって音熱効果が持続します。

針を刺さずに、のどのところに光を照射するだけですので、痛みもなく、副作用もありません。両側同時に出来るメリットもあります。

治療後、まれに軽い頭痛やふらつきが出ることがありますが、これは効果が出ている為の好転反応です。2~3分で消失しますので心配ありません。

3. このような症状の方にお勧めします

肩こり、肩や首の痛みから来る耳鼻科疾患のある患者さん

めまい、手足のしびれ、鼻水、鼻詰まりなどのある患者さん

冷え性からくる様々な痛みや症状を訴える患者さん

Viewアレルギー

Viewアレルギー概要

Viewアレルギーは、36の主要なアレルゲンに対する特異的IgE測定が一度の少量の採血でできる新しい検査です。

吸入系18種類と食餌系18種類の重要なアレルゲンをバランスよく組み合わせています。食物アレルギーを疑う方におすすめします。

Viewアレルギー概要
Viewアレルギー概要

静脈からの採血が必要ですので、中学生以上の採血が可能な方におすすめです。

検査結果は採血後5日前後でご報告できます。検査結果レポートをお渡しいたします。

Viewアレルギーアレルゲン表
Viewアレルギーアレルゲン表

インフルエンザ

1. 風邪とインフルエンザの違い

「風邪」は、のどの痛み、鼻水、咳(せき)などの症状を伴う呼吸器の急性炎症です。発熱、頭痛、食欲不振などが起こることもあります。健康な人でも年に数回程度かかるといわれています。

「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴です。

インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。

健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。

インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。日本では毎年11月~4月に流行が見られます。

2. インフルエンザの特徴

  1. 潜伏期間 1~3日
  2. 感染経路 おもに飛沫感染(くしゃみや咳などで唾液や鼻水が小さな水滴となって飛び散ること)
  3. 発症 急激に38℃以上の高熱が出る
  4. 症状 悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状、咳、痰、 呼吸困難、腹痛、下痢などの胃腸症状など
  5. 療養期間 1週間程度

3. インフルエンザで行う治療

インフルエンザの予防に効果が期待できるのがワクチンの接種です。流行シーズンを迎える前の11月ごろまでの接種をおすすめします。効果が現われるのはおよそ2週間後からで、その後約5カ月間持続するといわれています。

インフルエンザにかかってしまったらできるだけ安静にし、栄養と十分な睡眠を取ります。

インフルエンザウイルスの空気中での活動や感染を抑えるために、加湿器などで室内の湿度を50~60%に保ちます。水分を十分に補います。

発熱や関節痛などに対しては解熱鎮痛薬、鼻水やくしゃみに抗ヒスタミン薬などが用いられます。

一方、インフルエンザの症状はインフルエンザウイルスに対して免疫が正常に働いている結果であり、薬で無理に抑えないほうがよいという考え方もあります。市販の薬を自己判断で使用することは、かえって逆効果になる場合がありますので、医師の指示にしたがってください。(※解熱剤については、使用しない方がよいものもあります。)

インフルエンザウイルスに対する治療薬として、塩酸アマンタジンとノイラミニダーゼ阻害薬があります。塩酸アマンタジンはA型インフルエンザウイルスに有効で耐性が起こりやすいのですが、ノイラミニダーゼ阻害薬はA型、B型どちらのインフルエンザウイルスにも有効です。但し、これらの抗ウイルス薬は発病後48時間以内に服用しないと効果がありません。

インフルエンザ迅速検査

インフルエンザ迅速検査を希望される患者さんへ

インフルエンザ迅速検査キットの入手が困難となっております。現在当院ではインフルエンザ迅速検査は行っておりません。

補聴器

1. 補聴器相談について

最近、聞こえに不便を感じている方、補聴器を一度試してみたい方、現在使用中の補聴器で調子が思わしくない方など、一度ご相談ください。

現在既に補聴器をお使いの方へ

診察時、補聴器に不便を感じている方はおっしゃってください。現在の聞こえの状態を検査し、ご自身が購入された補聴器店様へ紹介状をお書きします。

ご自身が購入されたお店以外をご希望の場合は、認定補聴器専門店をご紹介致します。

補聴器を使ったことがない方、お試しになりたい方へ

まず、補聴器を使うと聞こえやすくなるタイプの難聴かどうかを診察、検査します。その結果をもとに、希望される認定補聴器専門店があれば、ご紹介致します。

認定補聴器専門店では補聴器の貸し出し等をしてくれますので、購入前される前に一度、補聴器を試聴されることをおすすめいたします。

2. 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医について

補聴器相談医とは、日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医の中で、福祉医療・成人老年委員会が作成した講習カリキュラムのすべてを履修し、認定された者です。

補聴器相談医制度は、難聴者がそのコミュニケーション障害に有効な補聴器を適正に選択して使用できるように対応することを目的としています。いとう耳鼻咽喉科の院長は日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医です。

3. 補聴器購入に関する情報

船橋市では補聴器購入費用助成事業を行っております。対象となる方の条件がありますので、詳しくは「高齢者福祉課高齢者福祉係(電話:047-436-2352)」までご相談ください。当院は必要な診断書作成を行っております。

「認定補聴器専門店」とは、(財)テクノエイド協会認定の「認定補聴器技能者」が在籍し、お客様の耳に補聴器を合わせるための設備機器などについての(財)テクノエイド協会 認定審査基準をクリアしたお店だけに与えられる資格です。この「認定補聴器専門店マーク」は、いわば技術と安心の目印です。

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