イチョウ葉について

イチョウ葉サプリメントの効果と効能

記憶力を回復させ呼吸困難を和らげるために、中国では何千年もの間、イチョウの果実や葉を利用してきました。イチョウ葉エキスの主成分は13種類のフラボノイドとギンコライドという物質です。フラボノイドは血管拡張作用、動脈硬化の改善、鎮痙作用、血糖値正常化、ガンの予防等多彩な働きがあります。

 

 

イチョウ葉エキスの主な作用

血行が悪いために起きてしまう様々症状にイチョウ葉は効果を発揮します。認知症、アルツハイマー病、高血圧症、耳鳴り、めまい、更年期障害、神経痛,頻尿,冷え性,アレルギー,花粉症の改善などに効果があります。

 

 

1日120mgが目安

イチョウ葉エキスの摂取目安量は1日あたり120mgです。きちんと有効成分が配合された信頼できる商品を選ぶ事が大事です。健康な方が健康維持のために摂取するのであればこの量で充分ですが、認知症や耳鳴り、その他の症状の改善を目的として摂取するのであれば、最大量で1日240mgまでであれば過剰摂取にはならないとされています。

 

 

信頼できる商品を選ぶ

イチョウ葉エキスは製造工程によって品質にばらつきの出やすい素材です。ですから、信頼性の低いイチョウ葉エキスの商品には有効成分が入っていない可能性があります。日本ではイチョウ葉はサプリメント扱いですので、ギンコール酸の除去義務はありません。したがってギンコール酸除去を明示していないサプリメントは、ギンコール酸が含まれていると考えたほうがよいでしょう。現実的に多くの商品に含まれています。ギンコール酸はアレルギーを起こす原因物質であり、規格品では含有量が5ppm以下であるよう規制されています。

 

 

副作用について

イチョウ葉エキスは昔から万能ハーブとして用いられてきた素材ですから、基本的には安全性も認められていると言えます。まれに次のような副作用が起こるケースが存在します。胃腸の不調、頭痛、めまい、動機、便秘、皮膚アレルギー反応、吐き気、落ち着かなくなる、小さな切り傷でも出血が多くなるなどです。これから手術を受ける予定のある方などは、出血がひどくなる恐れがあるため、イチョウ葉エキスの摂取はしばらく控えましょう。妊娠中、授乳中の摂取に関しては安全性を保証するだけの十分なデータが存在しませんので、摂取しない方が良いでしょう。

 

 

薬との飲み合わせに注意

医薬品とイチョウ葉エキスには併用に気をつけなければいけないものがあります。抗血小板薬、抗血液凝固薬、糖尿病でインスリンのコントロールを行っている人、抗てんかん薬を飲んでいる方はイチョウ葉エキスを併用しないよう気をつけて下さい。