急性咽喉頭炎について

①急性咽喉頭炎とはどんな病気ですか?

 

いわゆる「のど風邪」と呼ばれるもので、原因はウイルスの 感染や細菌感染が主ですが、鼻炎から発症することもあります。 のどの不快感、痛み、発赤、嚥下痛(えんげつう)など喉の症 状に加えて、37~38度位の発熱、倦怠感(けんたいかん)、 声がれ(嗄声(させい))、乾いた咳(せき)、のどの乾燥感、異物感などが急性喉頭炎の症状です。鼻炎、副鼻腔炎を合併した 場合は鼻汁や頭痛、扁桃炎や咽頭炎が合併した場合はのどの痛 みや発熱などの症状を伴います。

            

 

②どんな治療を行いますか?

 炎症を抑えるお薬や咳どめのお薬を処方します。細菌感染が疑わ れる場合は抗生剤の投与が有効です。多くの場合は数日から数週で治ります。抗生剤やステロイドなどをネブライ ザー(噴霧器で)吸入する治療も行われます。声がれを伴う場合は、できるだけしゃべらないで、発声を制限することが声の改善に有効です。

 

カゼは何より安静にして、ゆっくり休養することで回復します。脱水症状を起こさぬよう、十分な水分を摂ってください。たばこやお酒など、のどに刺激を与えるようなものは避け、栄養のある 食事をとってください。また、熱がある場合は入 浴は控えたほうがよいでしょう。