聞こえが悪くなった時に・・・

耳が聞こえにくいけど、放っておけば治るのでは?と考えてしまう方は多いですが、これは大きな間違いです。病気が原因の場合は治らない場合もありますし、最悪の場合は聴力を失ってしまうこともあります。耳が聞こえなくなる病気があることを知り、早めに対処することが大切です。

 

 

耳のお掃除はきちんとしていますか?赤ちゃんや子供は動いて危ないので、耳垢ぐらいなら何もしなくても大丈夫と軽く考えていませんか?あるいは綿棒や耳かきをするのがくせになってしまい、ついつい掃除をし過ぎてはいませんか?掃除をしないのも、し過ぎるのもよくありません。自分できちんとできないときは耳鼻科の診察をおすすめいたします。

 

 

耳も老化します。自分ではまだ若いと思っていても、意外と早い時期から難聴が進んでいる場合があります。音としては聞こえていても、言葉の理解が悪くなった。1対1で話をするときは大丈夫だけれど、大勢の人と話をしているときはよく聞こえない。などの症状はありませんか?補聴器を使うのは嫌だなと思う方は多いのですが、安全のためにも早めに補聴器を使った方がよい場合もあります。

 

 

お子さんの名前を呼んでもなかなか振り向かない。よくテレビはかなり前のほうに近づいて、みている。などの場合には、耳の聞こえが悪い可能性があります。もちろん、何かに夢中になっていると返事もしないようなことはよくあることですが・・・。お子さんの耳が聞こえにくい原因に中耳炎があります。中耳炎になったことがある人なら分かると思いますが、耳が痛い症状がなくても、回りの音がこもって聞こえたりすることがあります。気付かないうちに水が溜まってしまう滲出性中耳炎という病気もあります。周りの人が気付く場合も多いですので、変だなと思ったら早めに耳鼻科受診をお勧めします。

 

 

全くストレスなしで現代社会を生きていくことはかなり難しいことです。残業、休日出勤、家事育児の疲労、学校生活のトラブル、人付き合いなど・・・解決できるものも少なく、気付かないうちにストレスが溜まって、耳が聞こえにくいなど不調を訴える原因に発展する場合があります。全く聞こえなくなってしまったり、難聴を繰り返したりする場合もあります。その場合は耳鼻科を受診して早めに治療された方がよいと思います。